携帯端末、全社対応型に…総務省が制限解除要請へ 総務省は27日、携帯電話端末を、通信契約した携帯電話会社経由でしか使えないようにしている「SIMロック」について、解除するよう携帯電話会社に求める方針を固めた。
2010年末から発売される次世代携帯電話の端末を対象とし、法制化による義務付けも検討する。利用者が、端末と携帯電話会社を自由に組み合わせて選べるようになる見通しだ。
通常の携帯電話の端末には、電話番号や契約内容などが記録された「SIMカード」が差し込まれており、海外ではSIMカードを取り外して差し替えれば、どこの会社の端末でも使えるのが一般的だ。
日本では、端末は特定の携帯電話会社向けに作られており、別の会社向けの端末を使うには通信契約も切り替えなければならない。SIMカードを他社向けの端末では使えないようにするSIMロックがかけられているためだ。
総務省は、ロックが解除されれば利用者の選択の幅が広がり、企業間の競争が激しくなって通話料の値下げや端末の性能向上などにもつながるとみている。そのため、NTTドコモなどの携帯電話会社に、契約から一定期間がたった次世代携帯電話の端末について、希望者にはSIMロックの解除に応じるよう求める。現行の端末を使っている利用者は対象外とする。
日本の携帯電話業界では、携帯電話会社がメーカーからすべての端末を買い上げて販売している。メーカーは端末を特定の携帯電話会社向けに開発するため、海外で販売することができず、世界市場でのシェア(占有率)低迷の一因となっている。その閉鎖的な開発・販売モデルは、特殊な生態系が残る太平洋の島々に例えて「ガラパゴス状態」とも呼ばれている。
(2010年3月28日03時06分 読売新聞)
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うーん。早くしてくれないかなぁ。年内開始でもいいんだけれども6月末までになるかやらないかだけでもきめてもらいたいんですけど。(←docomoの二年縛りが今年6月に切れる)
キャリアをdocomoにしてからもう12年。
初めて持った携帯はセルラーだったような?
デベロッパーで営業をしていた時代。今思えば一番稼いで一番無駄遣いをしていた時代。自分の部屋に固定回線を引き、当時サービスが始まったばかりのPHSを持ち、当時下火になりつつもまだ存在していたポケベルを持ち、そして携帯電話。通信基本料金だけでどれだけ払ってるねん。というアホらしいお金の使い方をしていた時代。
そんなお金の使い方にやっと疑問を感じたちょうどその頃docomoでシティオというサービスが登場。「docomo=基本料金・通話料が高い」という常識を覆すサービス。通話エリアはPHS並み。でも電波状況はPHSほど悪くない。しかも基本料金・通話料は他のキャリアのそれより安い。阪神間より出ることがないアタシには十分のサービス。
シティオに始まったアタシのdocomo生活はシティオサービス終了とともにmoveになり、moveのサービス縮小とともにFOMAになり、気がつけば10年超のプレミアムユーザーに。こうなるともう動きづらい。よっぽどのことがない限りはキャリアを変えられない。
そんなよっぽどが「iPhoneの登場」なのである。どちらかというと携帯電話を「緊急連絡先」程度にしか使っていないアタシは携帯電話に「携帯電話らしさ」など求めていないわけで。どちらかというと「ネットジャンキー」なアタシにとってはネットができる端末を持ち歩けるほうがよっぽど必要なのだけれども、かといって携帯電話の不自由な環境でネットをするほど柔軟な頭も忍耐力も持ち合わせておらず、アタシの携帯電話に入っているお気に入りは「電車の乗り換え案内」くらいのもんである。「iPhone」はそんなアタシにとって好都合なアイテムなのであるのだけれども。何しろ引っかかるのがキャリアである。
アタシがキャリアを変更するならばdocomoの2年縛りが解除となる2010年6月のみ。そう思ってずっとずっとその月を待っているのだけれども。最近はそんなアタシの浮気心を察知したのかdocomoがいろいろとアタシに揺さぶりをかけてくるんですよ。
やれ「iPadはうちがやりますよ?」だの「iPhoneを諦めたわけじゃないですよ?」とか。どれも語尾に「?」がつくニュアンスがなんともじれったい。いつまで経っても「?」が「!」にならないのだ。
もーーーーー。早く決めてくれないと6月になっちゃうわよ。なんだかお見合い話を目の前に、付き合いの長い彼氏に結婚を匂わされてる気分。(←なんとなくニュアンスで受け止めてちょうだい)
そこで舞い込んできた総務省からの天の一声。明らかに動きとしてはキャリア変更をするべきでない方向へ進みつつあるんだけれども。
だれかタイムマシーンに乗って、今後どうなるか?見てきてもらえません?(←本当に困ってる)